続きです。
かなりのレベルで書かれている研究文ですが、実はこれを書いたのは小学5年生。
ただし、この子はギフテッド。
それ(年齢)が判るのは下の図ですが、研究文章の中に ”サイドでドリブルしているイメージで1対1をする。”
という記述にリンクしています。
非常に単純&簡潔

突破方向は 緑部分=間(あいだ)と書いてあり、 三角形の表示(脚と大地?)は敵選手、 赤の”U”は 1対1のドリブル相手、青○は自分。
この男子が、ゴールに向かって右サイドにいる選手(故に左上がゴール方向)だという事も、図から判ります。
縦、横の方向が明記されているので、
研究2の結果
サイドの1対1では、縦の突破数5回、接触した数3回、クリーン突破した数2回、そしてクリーン突破する確率が40%、中に突破する場合は、横の突破数7回、接触した数4回、クリーン突破した数3回、そしてクリーン突破する確率が約29%ということがわかった。
というのが、どう動きを取っていくのか?という面でよくわかる。
ただ、実際の試合では進行方向に進みながら左右にジグザグしたりしているわけですが、意志としてどの方向へという面だけを記して、簡潔にまとめてある。
考察の
研究2
中へドリブルをすると接触が多くなるのは中へ行くとゴールに近づくため相手のプレスが強くなるからではないだろうか。
中へ(図の左方方向へ)ドリブルすると、ゴール対してストレートに向かうことに近くなる事から、それが緊張状態を生み出すことで、相手の圧力(プレス)が強まるのだろうと冷静に分析しています。
色々な説明は、こうした図を用いながら、さらにデータを数値化してみることにより、理解しやすくなるのですが、
この子は、すでにこうした独自研究をかなりの量まで積み重ねていて、それがノート等に記載されて分厚い記憶(記録)になってます。
この年齢の実能力ですが、小学5年生では、まだ作文の完成形を目指して学校で授業を受けている段階で、
*https://edupedia.jp/archives/18266
見た事、聞いた事、感覚的に感じた事を、自分の感情(感想)を交えた表現としてどう文章にするか?
という面で勉強している最中です。
いわゆる 文を”作”する基本を学んでいる訳ですが、 この子はすでにそれを遥かに超えてしまい、すでに論文を書けるレベルにまで到達して、そして実際に論文化しています。
親の話では、「インターネット等を通じて自分で書き方を学んでいるみたいです」との事で、ギフテッドの持つIQの高さと、それに牽連された能力というのは本当に・・・・・
この子は、幼い頃より沢山の物に好奇心旺盛、 何にでも興味を持ち、それを自分なりに調べて理解し、
このサッカー研究もその一つなわけですが、
自然科学的な物は割と情報が多く、簡単な物であるならYoutubeでも実験的な物が多数公開されているし、
すこし高度な物になるといくらでも書物が有ある。
何より結果が明確でわかりやすい。
そういった物が好きで幼い頃から盛んに観ている様ですが、 ただ、こうした物と違い、サッカーは常に相手のあるスポーツであって、映像を通して好奇心が埋められるのとは大きな違いが有る。
結果はその時々で常に変化し、絶対に同じものは無く、そこに”研究としての面白さ”がこの子には有るようです。
故に、日ごろから自分なりに色々と研究を積み重ねているとか。
試合に出るとMVPを貰うのが当たり前の子ですけれど、 他の子に比べて身体が小柄という自分の不利をカバーするために頭(論理)を多用して戦っているのが特徴で、最近プロサッカーチームのジュニアクラスを受けた?(すいません、サッカー関係は全く知らない翔です)とのこと。
結果は?というと、 駄目だったらしい。
でもね、これは実に良いことです。
物事は上手く行かない方が、多くの事を学べますから。
ギフテッドは知能が140以上が一つの基準で、 一応は吐出した能力を持っていますが、 天才では無いし、
普通の人間でしかなく、特別な存在でもなく、特殊な人間でも無い。
単に、 有る方向における能力が少しだけ高いだけのこと。
自分がそうでしたから、このサッカー男子の事は良く理解できます。
ぜひ、歪まない素直な心でこのまま成長して貰いたいと切に願う 翔です。