帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。 「よろしく!」 

蛍の墓

翔

昨日、録画してあったドラマを見ました。
蛍の墓はアニメで見た事が有りましたが、余りにもおかしな点がありすぎて(人の心の流れにそぐわない矛盾点が多すぎたからです)今ひとつという感想を持っていました。
しかし、今回のドラマはアニメで不足していた部分を美味くカバーし、一応見れるものに仕上げていました。
個人として残念だったのが、この物語の少年が最後に亡くなってしまうことにあります。
ドラマ自体に反戦というテーマが込められてる?為に、この少年が亡くなることが、戦争という行為を肯定する世の中が死ぬ事、それまでの価値観が崩壊して無くなることを意味しているようですが。 これだけをとらえると全体を通しておかしなストーリーとなります。
少年が死ぬ事は、人の情も同時に死んだ事になります。 少年が死ぬ事で当時の日本の誤った考え方がなくなることだと解釈するなら、妹の為に盗みまでして食べさせようとした、純粋な命を救う為の行動すら否定され、それは同時に生きていく為の戦いまで死んだ事になります。 人の純粋な気持ちより民主主義の”大義”の方が大切なのだという事になります。
人の命の上に民主主義が成り立つのに、命より大義がまさる事になり、そうなると対戦前の軍国主義と全く内容が同じになります。
また最後に少年がもらった卵と米は、それにからんで、物語をなお更おかしくさせます。 
また、この少年の妹がなぜ死ななければならないのか、意味がわかりません。
餓死という設定ですが、たんなるかわいそうな女の子という意味付けだけなのか、物語を盛り上げるだけの存在なのか? それとも何かを象徴してるのか?
もしそこまで複雑な意味が無いのだとすれば、原作者がこの作品を通じて何を言わんとしているかがぼかされ、単なるお涙ちょうだい、戦争はいけません、悲しいでしょう? というB級反戦映画でしかなくなってしまいます。
うーん・・・・・・・・
この少年とその家族、当時の日本人の心を表すシンボル(特に少年は頑固なまでに思想を引きずっています)として描かれているなら、
ドラマの中で出てきた女性は少年のすぐ横にあった世界(当時の日本を取り巻く各国、新しい価値観である民主的思想)をあらわしているのだと解釈してみるのですが、余計に混乱します。 この物語はその辺りが分かりません。
この物語の最後は、過去を自分のよき経験とし、つらさを乗り越え、新たな志と自分の力で考え歩もうとする姿が描かれなければ、それは単につらい過去をなんら振り返ることのない。 過去は死ねば(忘れさえすれば)よいのだ、無罪方面になるのだという、極めて自分中心の勝手な理論が展開されただけの事になってしまうからです。 何がしかのメッセージを含ませるにしては、それを読み取る事が出来なければ意味が無く、意図的にぼかしているのか?
それにより芸術性を創り出しているのか?
メールセージは読み取れなければ意味が無いわけで・・・・・・・・
そこまで深い意味はないのかなー????

あー・・・・・「なんか力入りすぎですね」・・・いかんいかん。

×

非ログインユーザーとして返信する