車用扇風機の修理
ハイエースに乗せてある DC12V扇風機。
初めから「なんか頼りないな~・・・・」と思っていたら、首の動きが勝手にフリー?となり、「あれれ?」と扇風機を手に持って振ると中から変な音が出ている。
首振りモードにしても動作しないし・・・・
で、いくら安物の扇風機とはいえ、そのままにして置く訳にもいかないので修理しました。
ついでに首がグラグラするのも、心許ないので併せて治します。
まずは、カバーからファン羽、基台スタンドやリアカバーなどをタッタと取り外して分解していきます。

なんで首がフリーになってしまったのか? と思ったら、 扇風機内部にある、モーター後部のクランク機構にトラブルがあった。
シャフトのクリップが外れ、中に入っていたボールやスプリングやらがケースの中に飛び散っていたんです。 カラカラ音はそれが原因。
で、部品を一通り捜してみたものの、ボールが一つ見つからない・・・・・
紛失したか? もしくはモータの内に入っている可能性が有り、仕方なしにそれも分解か?と思ったら、 「有りました。」 ふ~!
透き間から中に入り込み、マグネットに吸い付いていたんですね。
このままでは使えませんから取り出しますが、結構厄介。

そこでこんな物造ってゴソゴソと引っかけて出しました。

ちなみにモータにはこんな型番シールが貼られてます。

組み立て
さて、運良く部品が見つかったので、組み付けにはいります。
写真の黒いシャフト、頭の部分に穴があって、スプリングを挟んで両側にボールが来る構造。


そしてその上からこの部品が被さります。 扇風機の頭を手で回すとカチッカチッと抵抗受けながら廻るあの独特の手応えは、ここから来ています。
首が完全に固定されず、かといって勝手に動かないのはこれの御陰です。

で、組み立てようとしましたが、ボールが飛び出てしまい、しばしの格闘。
たまたま上手く収まってくれたので、クリップで固定しました。 クリップはシャフトトップの金属製のC型形状のものです。

「ただし!」 この固定に使用するクリップは 本来ここにあった物ではなく。
正常な位置は首の付け根部分。
なんでこれをシャフトのトップに持っていったか?というと、実はこの扇風機 精度が悪くて首がグラグラなんです。

分解直後のクリップを移動させない状態で、シャフト下を軽く指で押してみると。
こんなに動いてしまいます。 たいしたことが無いように思いますが、実際には車運転時に頭がグラグラ動き、でもってかなり目障りなんです
なはは


グラグラの原因そのものは、ほんの僅かな透き間なんですが、 元の薄いクリップを使わずに、
このC型クリップを入れると安定し、しかもクランク動作に問題ない程度の透き間が上手く残るんですね。
それが終わると、シャフトをケースに差し込み、スタッドを戻します。


つぎにモータを戻してネジ止め。


このときモータの配線がクランクに接触したり、何かに挟まらないように注意します。
クランク機構を取り付けますが、その前に軽い説明。
黄色矢印の様にレバーを動かすと、赤いピンが上下に動きます、 モータ後側に有るシャフトから来る駆動力を、これによって接続したり切り離したりという単純だけど壊れにくい構造です。



クランク機構をモータに取り付けて、ネジ止めします。


そしてクランクロッドその物の取り付け。

首の部分を下から見たところですが、ここにあったC型クリップをシャフトの上に移動したので、その代わりに、その部分にあったサークリップをここに持ってきて固定しています。

このままでも大丈夫なのですが、取り付け基台との間にも透き間があって、それも将来ぐらつきの原因になる可能性があるので、
適度なワッシャーを見つけてきて入れます。


そして頭を基台へ接続。

これで修理は全部完了です。 故障の原因はシャフトトップのクリップの取り付けがいい加減で取れてしまったこと。
構造的に普通なら考えられないことですが、所詮は中国品質、いい加減に組み立てたのでしょう、こんな程度のものです。
修理出来ない人はどうするんだろうね・・・・・・
修理後に試運転しましたが、以前のぐらつきは全く無くなり、クランクがかちっとした事も有るのか頭の動きがスムーズ。
一寸したことなのですが、やるかやらないかで結果が異なってきますから、もう2つ(一つはダッジバンの)持っていた問題ない扇風機も分解して同じようにやり直しました。
以上、つまらない記事ですが、アップしました (笑)