ウインドサーフィン フォイル考
このところ、ウインドで乗るときに必ず使っているのがフォイル。
ちなみに、今年は一度もノーマルフィンで海にも湖にも出ていなくて、それくらい必需品になっていますです、ハイ
僕のはAFS製の、安定性の高い(とても乗りやすいと言われています)マスト90cmの物を使っていますが、このフォイルに関して、このところ思う事が有ります。
というのは、 フォイルならではの”フライト状態”のまま走るか? それともボードを着水させて走るか?という事。
初めは僕も、フライトさせた状態をキープして走る事ばかり考えていたんですけど、 ここに来て、
それって正しいの? いや楽しいの? という疑問を持ち始めて、 なので今は”そのときの気分次第”で乗り方を変えています。
フライトの状態をキープして走るのは、その独特の感覚が楽しいのですが、 ふと気がついてしまったのが、「これって余り気持ちが良くないじゃん!!」
ということ。
ノーマルフィンでのウインドは、 ボードが海面を切り裂く際に発生する左右のスプレーがハイクアウトする体にビシバシとかかり、それが半端なく気持ちいいし、
その時のボードサウンドや感覚がウインドとしての楽しさになる訳ですが、 フォイルでのフライトだと、 それが半分以上失われる。
フライトは、初めこそ楽しいのですが段々と飽きてきて、 そうなると別にフライトさせなくてもよくて、 自分にとって一番楽しい乗り方で良いんじゃ無いの?
と強烈に思い始めた。
フライトその物は、セイルが軽く、そのサイズもその風で大きすぎず&小さすぎなければ簡単にボードは飛ぶ。
そして小さくて軽ければコントロールも簡単だし、飛んでいる状態をそのままキープさせ続ける事はいくらでも可能。
でも・・・・・、
別に飛んでいる事自体はなんら自慢になるものではないし、上手さのステータスにもならないし、言うなれば普通のプレーニングと同じで、
普通に出来るようになれば、ごく当たり前に出来るもの。
で、初めはそれに固執していた部分もある僕なのですけど、
どうにもあの飛んでいる姿って”かなり格好悪くない!!”とか、
姿を見ている内に思い始めてしまい、自分も端から見れば”きっとそうした姿”なんでしょうけど、
なんかふわふわしながら走る感じがどうにも間抜けに見えてしまって仕方ない・・・・ そういう僕自身も間抜けです(笑)
そんな感覚を受け取る様になってきてしまった事から、 ”フォイルでも、別にフライトをさせなくても良いじゃん!”、
気持ちよければ、ボードが着水していようが、飛んでいようが良くて、そのときの、その自分にとって一番気持ちいいのがベストじゃ無いか?
と考えるようになってきた。
具体的にはそれってどうなの?という事になるんだけど。
例えると、 11.0のカム付きレーシングセイルセイルだと、セイルの重量もまずは半端ない。
さらに、ほんの少しの風の増加をそのまま出来るだけ推進力に変えるようにレーシングセイルは造られているのだから、 その常にそれがボードの挙動を左右する。
それゆえにズドンとブローが入るとフォイルを履いたフォーミュラーボードが暴走する=難しい。
微風では、フライトしないので、そのままノーマルフィンと同じ感覚で乗るんですけど、 フィルのおかげでボードが水面に張り付いて加速していく訳では無い事から、
信じられないような弱い風でもすぐにプレーニングに入る。
かといって、その風でフライトする(させる)わけでも無く、 でもフルハイクアウト状態で体にかかるスプレーが本当に気持ちいい。
フォイルのおかげで、ウインド本来の楽しさが、微風でも楽しめてしまうわけです。
でだ、
やはりですが、少しキツいブローが入り始めると勝手にフライトしますが、 セイルがデカい分、ボードコントロールに神経を注がねばならず、
スプレーも無いし、海面をボードが叩く音も無いし、これが実際に? いや正直言って余り楽しくない。
風が上がってきて、 周りが7点台の前半のセイルで出始めると、9.0のノーカムセイルに張り替えて出ますが、セイルの重量が軽い分、
フォイルのコントロールしやすくて楽。
この風域になると、海面がだんだと荒れてきてチョッピーになるんですけど、 フィンの場合は、ウネリや荒れた海面に速度が殺されてしまい、それが今ひとつになってくるんですけど、
フォイルだと、波の頭の上を飛んでいく為に速度が殺されず、それが気持ちよいし、時々波頭にボードが当たる時に出るスプレーが適度に体にかかって気持ちいい。
ただ、これはあくまで 波高の高さを越えるほどフライトさせた状態では無く、 適度にボードに波頭が当たる状態での話。
もちろんフルフライトもしますけど、全然楽しくないので、僕の場合?はその状態を出来るだけキープします。
海面~30cm程度が一番楽しいかな・・・・
6.5~7.5くらいのセイルでも、やっぱり同じ。
別に滞空時間を長くして飛んでいても、ただそれだけの事であって、高さをできる限り稼いで安定して走らせるのも、やはりただそれだけのこと。
そればかり気にしていると、初めの頃に得た独特のフライト感覚はすぐに飽きてしまうので、一体自分はなにがしたいの?とか思ってしまう。
それ故、今はフルフライトさせたり、 ハーフフライトや、 僅かにボードを海面から浮かせて走ったり。
意図的に海面に着水させてガシガシスプレーを浴びたりと、色々な乗り方をしている。
上にも書きましたけど、な~~~~んかず~っとフライトしている姿って、間抜けで格好悪く見えてしまい始めている僕にとっては、とくに強く思うことなんです。
うだうだと書いてしまいましたけど、
フォイルの楽しさは、 フィンでのウインドサーフィンの可能性を 広げたことにあって、
そしてそれは フライトだけに固執する物では無く、 ”その人その人にとって一番楽しい乗り方を提供してくれる幅を広げるツールある”というと言うのが、今の僕の フォイルに対する感覚です。
以上、あくまでも僕のフォイル考でした。