帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。 「よろしく!」 

海を抱きしめて

翔

海を抱きしめて

 

 

 

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上手くいく人生なんて無くて、 思う通り行く人生も無い・・・・

でもね、そうした日常の中で一秒、一分、出来れば数分、少しだけ気持ちの赴くままでいられる自分が有ったとしたら。

それってどれだけ贅沢だろう。

指先に触れる花びらの柔らかさ、 瞳を輝かせる太陽の光、辛い様で優しい潮風のストリーム。

 

青春は失われるのものではなく、永遠に続くもの、そう思いたい気持ちと現実の狭間、あまりにも小さな自分の上に浮かぶは積乱雲

降り注ぐ大粒の雨に、人は逃げ惑うけど、冷たくもなくてね、むしろ暖かささえ感じるやさしい雨。

 

降りしきる雨の中、バイクのエンジン停め、シールドを上げて空を見上げる・・・・

そんなバカな自分は惨めなのか? それとも幸せ者なのか?

 

防水のジャケットの隙間から流れ落ちる命の基はTシャツを濡らし、そして少しだけ僕の体温奪いつつ暖かくなる。

 

冷え切るのを知っていながらね、雨に打たれたい時もある・・・

理由は簡単なんだ、人の温かさがよく解かるから。

 

深呼を一つして、初夏の空気を胸一杯に吸い込むと、 イグニッションキーを回してセルボタンに触れる。

少し苦しげなセルモータの回転音の後に 4つのシリンダーは起爆する。

 

なんとなく不機嫌なエンジンが、今の自分にシンクロする音に変わるころ、降り飽きた東の空に虹がかかり始める。

 

家に帰ろうか?それとも虹を目指して走る幸せに ときめいてみようか?

 

な~んてね・・・・・・

 

いまだ降りしきる雨の中に 七色の未来を馳せながらクラッチ握る僕がいる、そう、これこそが僕なんだ。

 

題名 クラッチ    by 翔

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